【川で繋がる3つの湖】長野県の仁科三湖とは何?

信州観光

立山黒部アルペンルートの出発地として有名な長野県大町市ですが、大町市には「仁科三湖」と呼ばれる3つの湖があります。

バックに北アルプスが聳え立つ仁科三湖はどれも景色が良く、一度はぜひ訪ねてみたい場所です。

本記事では、長野県大町市にある仁科三湖(青木湖、中綱湖、木崎湖)について解説していきます。

仁科三湖について

仁科三湖は、長野県大町市北部にある青木湖、中綱湖、木崎湖の総称です。

仁科三湖の「仁科」の由来には諸説ありますが、

①「仁」は赤茶けたローム土壌で、「科」は段差のある地形

②かつて仁科三湖周辺に仁科氏という豪族がいた

という説があります。

仁科三湖を構成する湖

仁科三湖は、北から青木湖、中綱湖、木崎湖となっています。

①青木湖

面積は1.7㎢で、長野県内で3番目に大きい湖です。(1位:諏訪湖、2位:野尻湖)

水深の深さは長野県一位です。

青木湖には農具川という流出河川があり、青木湖より南に位置する中綱湖、木崎湖を結んでいます。

このように青木湖には流出する河川はあるものの、流入する河川はありません。

にも関わらず、年中一定の水位が保たれていることから、深い池の中では多量の湧水が沸いているのではないかとされています。

出典:信州Style

②中綱湖

青木湖のすぐ南に位置するのが中綱湖です。

互いに隣接している青木湖と中綱湖は、航空写真で見ると頭でっかちの瓢箪のような形をしているのですが、その小さい方が中綱湖になります。

出典:長野県魅力発信ブログ

③木崎湖

仁科三湖のうち、最も南に位置するのが木崎湖です。

湖の最寄りとなる駅もあってか、この3つの湖の中では最も開発が進んでおり、観光のしやすさでは木崎湖が一番だと思います。

青木湖を発した農具川は木崎湖を経て、槍ヶ岳周辺を水源地とする高瀬川に合流します。

出典:信州Style