コロナウイルスの感染拡大後今まさしくそうですが、新幹線で旅行や出張に行かれる時、「空席がなるべく多い新幹線は何か?」気になり、乗り換え案内や時刻表を一から探している人も多いと思います。
そこで今回は東海道・山陽新幹線で「空席が多い列車」を見極める方法を紹介します。
⚠️注意
たくさんの列車の中から今まで、空席が多い傾向にある列車を選んでいますが、あくまでも「可能性」で、実際は混雑していることもあります。ご注意のほどを。
そもそもどんな列車が空いているのか?
東海道・山陽新幹線は言うまでもなく、日本の大動脈を支える輸送手段であるだけ、本数も他の路線に比べて桁違いに多く、今年の3月のダイヤ改正からは「のぞみ12本ダイヤ」を開始。
緊急事態宣言の発令などで、自慢の輸送力はしばらく封印となりましたが、7月以降は最大で1時間当たり17本の列車が運行されています。
利用客が多くないけれど、列車をたくさん走らせる理由
たしかにGoToキャンペーンは始まりましたが、別に客足がコロナ前のように戻ってきたわけではありません。それでも3分に1本のペースで新幹線がやってくるのは、
コロナ対策のためです。
たくさんの本数を設定して、全体の列車定員数を増やすことで、乗車率の低減と分散を呼びかけているのです。
こういった意図があってJRはやっているのですが、それでも伝わりにくいものがあります。
実際にGoTo直後、この列車は満員に近いけれど、次の列車はがら空きだったなんて声も聞きました。
空いてる列車の特徴
少し前置きが長くなりましたが、空いてる列車の特徴として挙げられるのは
臨時列車であることです。
定期列車は毎日走っているうえ、列車の号数(のぞみ○号など)の数字がキリがいいため、そっちに注目して乗車する人がたくさんいるんですね。
一方で臨時列車は「土日のみ運転」「金曜日のみ運転」など、日によっていきなり現れるため、いくらJRが宣伝しようとも、乗客の目に入りにくいのです。
定期列車・臨時列車の違い
それでは定期列車と臨時列車の違いを見分ける方法を紹介します。
一番簡単なのは「号数」です。号数と言うのは「のぞみ64号」のように、64といった数字のことで、全ての新幹線列車に振り分けられています。
臨時列車に充当する号数
まずは臨時列車に充当する号数から。
①号数が270から470号の列車
いきなりすごいのが来ました。号数が270号〜470号のものは、東京ー新大阪間で運行されるのぞみ号の臨時列車に該当します。
そもそも号数が200本もあるので分かりにくいと思う人も多いですが、
のぞみ号なので停車駅は全て「東京ー品川ー新横浜ー名古屋ー京都ー新大阪」。
これは絶対です。臨時列車だろうと定期列車だろうと絶対に変わりません。
ちなみに270から300号辺りの列車は結構、運行が多いのですが、
300から470号までの数が大きい号数の運行は、「のぞみ12本ダイヤ」の中でも運行頻度がかなり少ないです。
狙い目は270〜470のうち、数が大きい号数の列車です。知ってる人は少ないので、空席率はものすごく高いことです。
出典:関西のJRへようこそ!
②号数が130から180号の列車
これは東京ー博多間の臨時列車に充当されます。臨時列車の号数だけで200本ある東京ー新大阪間と違い、東京ー博多間の1000kmを走破する臨時のぞみ号は少なめ。
しかも数が小さく、いろんな人の目にも止まるため、東京ー新大阪間の臨時のぞみ号よりは、混雑率が少し高めです。
【混雑率MAX】のぞみ1〜64号の正体
東海道新幹線の発車標を見た時、一番目にするであろう号数が1〜64号。
これは東京ー博多間を毎日走るのぞみ号、つまり定期便です。
本数も64本のみ、定期列車、一番号数が小さいため、
いつもならゴールデンウィークや休みの時期に「一番早く満席になる列車」です。
今は満席になることはないでしょうが、全体ののぞみ号の中で、混雑率が高いのは間違いありません。
1~64号の、のぞみ号。夜になると連続してやってくることも。
出典:yoshi233のブログ
さいごに
コロナ感染を避けるために、なんでもリモートでやるのが今の風潮になっていますが、必要な遠出があるかもしれません。
そんなときにはぜひこの情報を参考にしてください。
みどりの窓口で駅員さんに「臨時列車を希望する」旨を伝えたら、必ず臨時列車のきっぷを確保してくれるため、聞いてみてください!
アイキャッチ画像の出典
出典:TETSUDO.COM