先日、FIFAから正式にクラブワールドカップ2021の開催地が日本に決定されました。日本では2016年以来5年ぶりの開催予定となります。
元々は2021年開催から現行の大陸別王者+開催国チームの7チームで争われていたものを、24チームに変更して4年おきにW杯のように開催する予定でした。
しかし、コロナウイルスの影響で、各国のリーグ戦やカップ戦の予定過密化が懸念されるため、現行通りのフォーマットで開催されることになったのです。
出典:Gigazine
決勝会場はどこか?
日本での開催はクラブW杯という名の下、開催されるようになった2005年から数えて、9回目。
決勝戦は全て横浜国際総合球技場で開催されました。
今回はどの試合会場が選ばれるのでしょうか。
出典:web Sportiva-集英社
決勝は横浜でやるべきではない
個人的に、横浜で決勝を開催するべきでないと思います。
横浜というのは日産スタジアムのことですが、日産スタジアムの収容人数は7万2000人。日本にある球技場としては、最大のキャパを誇りますが、いずれも決勝戦でそのメリットを発揮できていないからです。
出典:Sports Map byスポカフェ
過去の決勝戦の観客数を見れば…
過去日本で開催されたクラブW杯決勝は8回全て横浜で行われました。
2005年 サンパウロvsリバプール 66821人
2006年 インテルナシオナルvsバルセロナ 67128人
2007年 ボカジュニオールvsミラン 68263人
2008年 LDUキトvsマンチェスターU 68628人
2011年 サントスvsバルセロナ 68166人
2012年 コリンチャスvsチェルシー 68275人
2015年 リーベルプレートvsバルセロナ 66853人
2016年 鹿島アントラーズvsレアル・マドリー 68742人
出典:Number Web
収容人数7万2000人のうち、迎賓室や記者席があるため、完全に満員にはならなくても、過去一度も7万人間近まで観客が入らないのは不思議に感じます。
ここにくるヨーロッパのクラブはどれも知名度が高いですが、その中でもレアルとバルセロナは特に高いこと。
にも関わらず、過去一度も6万9000人台に乗せたことがありませんでした。
決勝は今度から国立か埼玉でやるべき
決勝戦は国立競技場か埼玉スタジアムでやるべきでしょう。
先程、今までの日本開催年の決勝戦観客数を記載しましたが、これぐらいの客数なら、
国立や埼玉でも全然対応できるからです。
収容人数ですが、国立競技場は6万8千人、埼玉スタジアムは6万3千人です。
出典:ダイヤモンド オンライン
利便性の高い国立競技場
国立競技場も陸上トラックはありますが、横浜より利便性が高いのは間違いありません。
日本スポーツ振興センターのホームページには、
総武線千駄ヶ谷/信濃町駅、大江戸線国立競技場駅、銀座線外苑前駅と、4駅も最寄駅になっており、どれも徒歩10分圏内の距離です。
コロナの影響次第では海外からもの人が来る可能性がありますから、だったら空港から近く、地下鉄で行ける都心で開催するべきだと感じます。
最寄駅まで羽田から40分で着く。
出典:日本スポーツ振興センター
球技専用スタジアムの埼玉
埼玉スタジアム2002は、球技専用としては日本で一番大きいスタジアムです。日本代表試合も開催される埼玉であれば、ピッチまでの距離も近いため、選定される理由があります。
アクセスの悪さには閉口しますが。
出典:LINE トラベル
さいごに
開催決定は決まったものの、どれだけ観客が入るかは分かりません。無観客であれば、これほど大きな場所でやる必要はないですし、海外からの観客がいないのであれば国立でやる必要もありません。
どうなるか分かりませんが、この記事は1人の個人的な意見として見ていただければ嬉しいです。
アイキャッチ画像の出典
出典:日本テレビ