こんにちは、きゆです。サッカー記事第二弾。今回は、「J1昇格後、定着することができたチームはどこか?」見ていきます。
Jリーグ誕生から、四半世紀。
「オリジナル10」と呼ばれた10チームから始まったJ1リーグは、25年の時を経て18チーム制、その下には22チームで争われるJ2リーグとJ3リーグも誕生しました。
日本のサッカーのトップであるJ1に生き残り続けることに成功しているチームを見ていきます。
「定着」について
定着とはこのような意味。
ある場所や位置に、ぴったりとつくこと。一定の所に落ち着くこと。
出典: goo辞書
安定感が必要なのです。いくら10年以上、J1に在籍していても、毎年残留争いに巻き込まれるようなら、定着できたとは言いませんし、
下位に沈むような年があっても、優勝争いや中位に食い込み続けるのが、定着の定義でしょう。
J1定着の条件
①オリジナル10のチーム以外
②長年、上位から中位に食い込む
③タイトル獲得
④3シーズン以上連続でJ1に所属した
オリジナル10と言うのは、先程も言いましたが、Jリーグが開始した当初の10チームのことで、以下のチームはなります。
①鹿島アントラーズ
②浦和レッズ
③ジェフユナイテッド市原・千葉
④東京ヴェルディ
⑤横浜F・マリノス
⑥横浜フリューゲルス(1998年にマリノスに合併し消滅)
⑦清水エスパルス
⑧名古屋グランパス
⑨ガンバ大阪
⑩サンフレッチェ広島
川崎フロンターレ
出典:web Sportiva
2017年に悲願のJ1制覇後、18年に2連覇、19年にはリーグ制覇こそできなかったもののルヴァン杯優勝を成し遂げ、今年は首位を独走して優勝に王手をかけている川崎です。
川崎は1999年にJ2加盟。1年で優勝して、2000年にはJ1の舞台に立ちますが、1年で降格。
その後は4シーズンJ2で戦いますが、2005年からはJ1に在籍しています。
しかしその後は、2005年から2016年までの10年間で、
J1で5位以上→10年中6回
天皇杯→5度ベスト8
ルヴァン杯→6回決勝トーナメント進出
と何度も上位に食い込みますが、あと一歩のところで優勝を逃し続けた結果、「シルバーコレクター」「無冠ターレ」などと揶揄されることに。
しかし2017年に最終節の勝利で鹿島から1位を奪い、初の優勝を達成。その後2018年には連覇達成。2019年にはルヴァン杯とゼロックス杯で優勝しました。
ジュビロ磐田
出典: web Sportiva
磐田のJリーグ在籍期間は長く、Jリーグ開始の1年後、1994年から加盟しました。
97年→Jリーグとルヴァン杯、
99年→Jリーグとアジア選手権(現ACL)
02年→Jリーグ
03年→天皇杯
10年→ルヴァン杯
このようにタイトルを獲得しますが、その後は低迷が続き、2013年にはついに17位でJ2降格。2015年にはJ2で2位となりJ1再昇格。
2017年には5位につけますが、18年は辛うじて入れ替え戦に回り残留。
2019年に最下位でJ2に降格していました。
近年は、上位浮上の年がそれほどありませんが、6年間で3度J1制覇するなど、Jリーグの黎明期を盛り上げたクラブの一つです。
柏レイソル
出典: football ZONE
柏もまたJリーグ加盟は1995年。99年にはナビスコカップ(現ルヴァン杯)優勝。
その後も優勝争いに加わり、上位に居続けますが、2005年に16位でJ2初降格。
2006年にJ2では2位につけ1年でJ1に戻りますが、降格前のような優勝争いに加わることは少なく、2009年に再び降格します。
ここからがすごいのですが、2010年にJ2優勝を果たした勢いのまま、名古屋やガンバ大阪との優勝争いを制し、昇格一年目にしてJ1初優勝を成し遂げます。
誰が見ても凄いことですが、2014年にはガンバ大阪が、昇格後Jリーグ・天皇杯・ルヴァン杯の「3冠」を達成しているため、話題になった時も短かったのではないでしょうか。
しかし翌年の12年に天皇杯、13年にはルヴァン杯で優勝したため、「3年間で3大会のタイトルを獲得した」という実績からすれば、十分評価できます。
2019年はまたJ2の舞台で戦いますが、41節の町田戦で昇格圏内の2位以上と、1位を確定。いまもなお話題になっていますが、最後の42節では京都サンガ相手に13得点を挙げて、シーズンを最高の形で終わらせました。
ヴィッセル神戸
出典:ゲキサカ
今やイニエスタやフェルマーレンといった、ヨーロッパで活躍した選手を率いて、Jリーグを盛り上げている第一線に立つ神戸は、1997年にJリーグに加わります。
2006年と2013年に2度J2に降格していますが、それ以外のJ1で戦った年は、優勝争いもそれほど無ければ、降格争いした年もあまり無いようです。
タイトル獲得経験はありませんでしたが、2019年度の天皇杯で、鹿島アントラーズを下して初優勝を達成しました。
さいごに
28シーズンが経ったJ1では、一度も降格経験が無い横浜Fマリノスと鹿島アントラーズもあれば、1度降格の屈辱を味わったチーム、中々定着できず「エレベータークラブ」と揶揄されるチーム色々ありますが、こういったチームの過去の戦績を見てみれば、「優勝できない理由」「J1定着できた理由」「中々定着できない理由」が色々と見えてきて面白いです。皆さんもこういった過去の戦績を見てみてください。
次回も続きます。
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