【オリジナル10以外】J1昇格後、定着に成功したチームはどこ?①

スポーツ
KAWASAKI, JAPAN - JULY 04: Shogo Taniguchi (L3) of Kawasaki Frontale celebrates scoring his side's second goal with his team mates during the J.League Meiji Yasuda J1 match between Kawasaki Frontale and Kashima Antlers at the Todoroki Stadium on July 04, 2020 in Kawasaki, Kanagawa, Japan. (Photo by Koji Watanabe/Getty Images)

こんにちは、きゆです。サッカー記事第二弾。今回は、「J1昇格後、定着することができたチームはどこか?」見ていきます。

Jリーグ誕生から、四半世紀。

「オリジナル10」と呼ばれた10チームから始まったJ1リーグは、25年の時を経て18チーム制、その下には22チームで争われるJ2リーグとJ3リーグも誕生しました。

日本のサッカーのトップであるJ1に生き残り続けることに成功しているチームを見ていきます。

「定着」について

定着とはこのような意味。

ある場所や位置に、ぴったりとつくこと。一定の所に落ち着くこと。

出典: goo辞書

安定感が必要なのです。いくら10年以上、J1に在籍していても、毎年残留争いに巻き込まれるようなら、定着できたとは言いませんし、

下位に沈むような年があっても、優勝争いや中位に食い込み続けるのが、定着の定義でしょう。

J1定着の条件

①オリジナル10のチーム以外

②長年、上位から中位に食い込む

③タイトル獲得

④3シーズン以上連続でJ1に所属した

オリジナル10と言うのは、先程も言いましたが、Jリーグが開始した当初の10チームのことで、以下のチームはなります。

①鹿島アントラーズ

②浦和レッズ

③ジェフユナイテッド市原・千葉

④東京ヴェルディ

⑤横浜F・マリノス

⑥横浜フリューゲルス(1998年にマリノスに合併し消滅)

⑦清水エスパルス

⑧名古屋グランパス

⑨ガンバ大阪

⑩サンフレッチェ広島

川崎フロンターレ

出典:web Sportiva

2017年に悲願のJ1制覇後、18年に2連覇、19年にはリーグ制覇こそできなかったもののルヴァン杯優勝を成し遂げ、今年は首位を独走して優勝に王手をかけている川崎です。

川崎は1999年にJ2加盟。1年で優勝して、2000年にはJ1の舞台に立ちますが、1年で降格。

その後は4シーズンJ2で戦いますが、2005年からはJ1に在籍しています。

しかしその後は、2005年から2016年までの10年間で、

J1で5位以上→10年中6回

天皇杯→5度ベスト8

ルヴァン杯→6回決勝トーナメント進出

と何度も上位に食い込みますが、あと一歩のところで優勝を逃し続けた結果、「シルバーコレクター」「無冠ターレ」などと揶揄されることに。

しかし2017年に最終節の勝利で鹿島から1位を奪い、初の優勝を達成。その後2018年には連覇達成。2019年にはルヴァン杯とゼロックス杯で優勝しました。

ジュビロ磐田

出典: web Sportiva

磐田のJリーグ在籍期間は長く、Jリーグ開始の1年後、1994年から加盟しました。

97年→Jリーグとルヴァン杯、

99年→Jリーグとアジア選手権(現ACL)

02年→Jリーグ

03年→天皇杯

10年→ルヴァン杯

このようにタイトルを獲得しますが、その後は低迷が続き、2013年にはついに17位でJ2降格。2015年にはJ2で2位となりJ1再昇格。

2017年には5位につけますが、18年は辛うじて入れ替え戦に回り残留。

2019年に最下位でJ2に降格していました。

近年は、上位浮上の年がそれほどありませんが、6年間で3度J1制覇するなど、Jリーグの黎明期を盛り上げたクラブの一つです。

柏レイソル

出典: football ZONE

柏もまたJリーグ加盟は1995年。99年にはナビスコカップ(現ルヴァン杯)優勝。

その後も優勝争いに加わり、上位に居続けますが、2005年に16位でJ2初降格。

2006年にJ2では2位につけ1年でJ1に戻りますが、降格前のような優勝争いに加わることは少なく、2009年に再び降格します。

ここからがすごいのですが、2010年にJ2優勝を果たした勢いのまま、名古屋やガンバ大阪との優勝争いを制し、昇格一年目にしてJ1初優勝を成し遂げます。

誰が見ても凄いことですが、2014年にはガンバ大阪が、昇格後Jリーグ・天皇杯・ルヴァン杯の「3冠」を達成しているため、話題になった時も短かったのではないでしょうか。

しかし翌年の12年に天皇杯、13年にはルヴァン杯で優勝したため、「3年間で3大会のタイトルを獲得した」という実績からすれば、十分評価できます。

2019年はまたJ2の舞台で戦いますが、41節の町田戦で昇格圏内の2位以上と、1位を確定。いまもなお話題になっていますが、最後の42節では京都サンガ相手に13得点を挙げて、シーズンを最高の形で終わらせました。

ヴィッセル神戸

出典:ゲキサカ

今やイニエスタやフェルマーレンといった、ヨーロッパで活躍した選手を率いて、Jリーグを盛り上げている第一線に立つ神戸は、1997年にJリーグに加わります。

2006年と2013年に2度J2に降格していますが、それ以外のJ1で戦った年は、優勝争いもそれほど無ければ、降格争いした年もあまり無いようです。

タイトル獲得経験はありませんでしたが、2019年度の天皇杯で、鹿島アントラーズを下して初優勝を達成しました。

さいごに

28シーズンが経ったJ1では、一度も降格経験が無い横浜Fマリノスと鹿島アントラーズもあれば、1度降格の屈辱を味わったチーム、中々定着できず「エレベータークラブ」と揶揄されるチーム色々ありますが、こういったチームの過去の戦績を見てみれば、「優勝できない理由」「J1定着できた理由」「中々定着できない理由」が色々と見えてきて面白いです。皆さんもこういった過去の戦績を見てみてください。

次回も続きます。

アイキャッチ画像の出典

footballista

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