高い埼玉高速鉄道を安くしよう。意外と便利な回数券を紹介

沿線には埼玉スタジアム2002、イオンモール浦和美園、そして川口や鳩ヶ谷の住宅密集地を有し、短い路線ながら利用者数が多い埼玉高速鉄道。沿線にお住まいでなくても、東京メトロや東急線で「浦和美園」「埼玉スタジアム線直通」のアナウンスを聞いたことがある方も多いはず。

しかしこの路線の欠点は非常に運賃が高いことです。初乗りは200円越え。周囲を走る東京の鉄道会社と比べても高額です。

例えば、土休日にスタジアムやイオンへ行こうとこの路線を利用する方も多いと思いますが、Suicaから引かれる残高は決して安いものではありません。

安くする方法はないのでしょうか。それが、意外とあるものなんです。

この記事で見ていきましょう。

埼玉高速鉄道 公式サイトはこちら

※以前、一日乗車券を解説しました

以前、埼玉高速鉄道の一日乗車券の解説記事を投稿しました。

大人580円(子ども半額)。この路線の始まりと終わりである、赤羽岩淵ー浦和美園間を往復するだけで元が取れます。

土日・祝日はいつでも利用可能なので、休日のお出かけにおすすめです。

どんな回数券がある?

早速本題に入っていきましょう。

2026年現在、設定されている回数券は4種類あります。

普通回数券、時差回数券、土・休日割引回数券、7枚土・休日割引回数券の4種類です。

1.普通回数券

路線内の各駅で購入可能、毎日いつでも利用可能な回数券です。有効期限は3ヶ月です。

11枚の回数券を、乗車区間の普通運賃の10倍の価格で購入可能です。つまり、片道1回分お得ということです。

例を見てみましょう。

乗車区間普通運賃普通回数券(11枚)の価格回数券1枚あたりの運賃片道1回の普通運賃からの割引額
赤羽岩淵ー浦和美園480円4,800円約436円-約44円
赤羽岩淵ー鳩ヶ谷310円3,100円約282円-約28円
鳩ヶ谷ー浦和美園350円3,500円約318円-約32円
東川口ー浦和美園210円2,100円約191円-約19円

後ほど解説しますが、埼玉高速鉄道には土休日専用の回数券があります。

そのため、普通回数券はいつでも利用可能とはいえ、平日だけ利用するのがいいかもしれません。

「定期券を買う必要があるほどは乗らないが、平日に1ヶ月に2,3回電車に乗る」という場合におすすめの回数券です。

2.時差回数券

こちらも平日、そして土休日(12月30日〜1月3日を含む)も利用可能な回数券ですが、

一つ条件があります。それは平日の利用可能時間が10時から16時の間ということです。

つまり、通勤ラッシュの時間帯は利用できません。

こちらも有効期限は3ヶ月、発売額は乗車区間の普通運賃の10倍ですが、発行枚数は普通回数券とは違い12枚です。

つまり10枚分の価格で2枚分お得ということです。

例を見てみましょう。

乗車区間普通運賃時差回数券(12枚)の価格回数券1枚あたりの運賃片道1回の普通運賃からの割引額
赤羽岩淵ー浦和美園480円4,800円400円-80円
赤羽岩淵ー鳩ヶ谷310円3,100円約258円-約52円
鳩ヶ谷ー浦和美園350円3,500円約292円-約58円
東川口ー浦和美園210円2,100円約175円-約35円

3ヶ月の間に同じ区間を6往復すれば、これだけの割引が得られます。結構お得ではないでしょうか。

この回数券も土休日利用可能ですが、もし3ヶ月の間に13回以上利用する機会がある…という方には、おすすめの回数券がまだあります。

3.土・休日割引回数券

その名の通り、土休日(12月30日から1月3日を含む)専用の回数券です。

有効期限は同じく3ヶ月です。

この回数券の特徴は、なんと言っても割引率。

乗車区間の普通運賃10倍の価格で14回分の回数券を購入できるのです。

表で割引率を見てみましょう。

乗車区間普通運賃回数券(14枚)の価格回数券1枚あたりの運賃片道1回の普通運賃からの割引額
赤羽岩淵ー浦和美園480円4,800円約343円-約137円
赤羽岩淵ー鳩ヶ谷310円3,100円約221円-約89円
鳩ヶ谷ー浦和美園350円3,500円250円-100円
東川口ー浦和美園210円2,100円150円-60円

3ヶ月で14回の利用、したがって往復するなら3ヶ月で7往復する必要があります。

「土休日に、定期以外で埼玉高速鉄道をよく利用する人」と言えば、浦和美園のイオンに行く人、埼スタへ行くレッズサポが考えられます。(ちなみにこの記事の投稿主もレッズサポ)

シーズンによりますが、3ヶ月以内に浦和レッズのホームゲームが7回あるという時期は、普通にあり得るもので、そういう時に利用しやすい回数券といえます。

この回数券はおすすめですが、購入前に一つ比較した方がいい点があります。

土休日割引回数券と一日乗車券はどっちが安いか?

土休日といえば、一日乗車券(「SR一日乗車券」)を使える日でもあります。そこで、みなさんの乗車区間の場合、どちらが安いかを考えてみてもいいと思います。

一日乗車券は大人580円。したがってみなさんの乗車区間の回数券の運賃合計が580円より高いなら、一日乗車券の方がいいということになります。

先ほどから表で紹介している4区間で比較してみましょう。

※後ほど解説しますが、埼玉高速鉄道の回数券は「普通回数券」を除き、子ども用がないことに注意してください。

乗車区間普通運賃で往復した場合回数券1枚あたりの運賃回数券での往復運賃安いのは
赤羽岩淵ー浦和美園960円約343円約686円一日乗車券
赤羽岩淵ー鳩ヶ谷620円約221円約442円回数券
鳩ヶ谷ー浦和美園700円250円500円回数券
東川口ー浦和美園420円150円300円回数券

このようになりました。埼玉高速鉄道を全線往復する場合、土休日は一日乗車券を購入する方がより安くなります。

一方で、「土休日によく埼玉高速鉄道に乗車する人」でそのうえ短区間の利用となる場合は、回数券購入を考えてみましょう。

一日乗車券の価格、購入方法などはこの記事で↓

4. 7枚土・休日割引回数券

「土休日よく乗るが、さすがに14回も使いきれなさそう…」

そんな方におすすめなのが、土休日限定回数券の7枚バージョンです。

有効期限と利用可能日は14枚版と同じ。3ヶ月間利用可能な7枚の券です。

価格は乗車区間の普通運賃の5倍で、それで7枚の回数券がつきます。

ですから割引率は、14枚のものと同じですね。

表で価格を比較しておきましょう。

乗車区間普通運賃回数券(7枚)の価格回数券1枚あたりの運賃片道1回の普通運賃からの割引額
赤羽岩淵ー浦和美園480円2,400円約343円-約137円
赤羽岩淵ー鳩ヶ谷310円1,550円約221円-約89円
鳩ヶ谷ー浦和美園350円1,750円250円-100円
東川口ー浦和美園210円1,050円150円-60円

この回数券は、7枚でも14枚でも1枚あたりの価格は変わりません。そのため、「3ヶ月で14枚も使い切れるか微妙」であれば、とりあえず7枚買っておくという買い方でも、損はしませんね。

一つ、注意点

さてここまで、全4種類の回数券を解説しましたが、最後に一つだけ注意点。

先ほどもポロッと言いましたが、この回数券にはこども用の設定がない回数券があります。

それが「普通回数券」以外の3つ。

回数券子ども用の設定が
普通回数券ある
時差回数券ない
土・休日割引回数券ない
7枚土・休日割引回数券ない

まとめ

今回の記事では、埼玉高速鉄道の回数券を解説しました。

最近では回数券そのものを廃止する鉄道会社も多いですが、まだこうして回数券の設定があることには、それを知った時私もかなり驚きました。

この回数券を利用することで、初乗り210円だったことが、190円、土休日専用回数券なら150円程度まで下がるかも。

これじゃ、首都圏の中でも安いとさえ言える水準ですよ。かなりお得です。

一日乗車券や、沿線の映画館、オートレース場をお得に利用できるきっぷ、そしてこの回数券などを利用して、埼玉高速鉄道を安く利用していきましょう。

埼玉高速鉄道公式サイトはこちら

一日乗車券の記事はこちら